法務とか英文契約とかM&Aとか

某メーカーの法務部員のつぶやきです

2018-01-01から1年間の記事一覧

表明保証に基づく補償請求期間と時効

別件の品質保証案件の損害賠償請求の時効を調べていてそういえばM&Aの表明保証違反の補償請求の期間を2年とかするのって時効との関係でどうだったのかなと思った次第時効の利益の放棄はできないけど、会社間の契約だと判例もあり、時効を期間の短縮の合意はO…

契約書の書き方

若手に契約書の書き方は法令の書き方を参考にしなさい、ということでこちらを購入他社の例ではとかはどうでも良いから、基本は何なのか勉強してもらいたいところ及び/又は、とか法律に書いてない用語を普通に使うのも違和感ありますがこんなもんなんですかね…

要件事実を意識した契約書とは

要件事実が大事らしいですよ、ということで、その1甲が、故意又は過失により、本契約に違反し、乙に損害を及ぼした場合には、甲はその損害を賠償する責任を負うものとする。日本では英米と異なり、契約違反でも故意又は過失が要件される。専門家としてのメー…

契約交渉

久々に契約交渉相手さんがこれまでの議論し合意してきた内容をひっくり返す提案をしてきたのでその理由を聞く想定通り相手の社内の都合そんなの知らんがなそもそもの枠組み変わると困るので、そこをシンプルに説明そこを合意できるならば各論について議論を…

司法取引

不勉強でわかってないけど、会社は社員を売ってるの?https://mainichi.jp/articles/20180714/k00/00e/040/292000c

司法取引

生産中止通知条項の存在意義

取引基本契約で対象製品を生産中止する場合は6ヶ月とか12ヶ月前に通知が必要と定めています。取引基本契約の締結だけでは、特段何ら購入や供給にはコミットしておらず、個別契約の成立によって購入義務、供給義務が発生します。そんな取引基本契約ですが、い…

UCC

UCC といってもUeshima Coffee Co.,Ltd.ではなく、統一商事法典(Uniform Commercial Code)どーでもいいけど、中国にあるUBC・上島珈琲はUCC上島珈琲とは無関係です。で、日本語訳が見たくて探してみたらネットに落ちていたのでリンクをば少し古いので現在の…

知的財産戦略ビジョン

これまた面白いレポート政府も最近面白い人を起用してますねhttps://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/kettei/chizai_vision.pdf

競争法で問題になるガンジャンピング

経産省、メモを作るのは助かりますが軽めの民業圧迫でもありますね。http://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180502002/20180502002-1.pdf

セミナーよりもまずは少しでも経験

若手がM&Aセミナーに参加したとのことでそのレポートをもらいました。勉強になります。実務で多少経験があるから示唆はたくさん出てきますし、質問したいなーということも沢山。この若手さんには、セミナーで勉強するのも良いけど、並行して少しでもM&Aの実…

中国合弁あるある

中国にある合弁事業の定款に共産党組織に関する規定を入れたい、とパートナーから提案がありました。世間的には去年から党からの指示があるようで、その一環とのこと。確かに会社法にもそういった規定はありますが今回は経営に関与させろ、事前課題を見せろ…

久々にTOEIC

久々にTOEICのIPテストを受けた。900点を超えてなかった。ということで、勉強して半年後にもう一度チャレンジしよう。少し悔しいのでTOEIC用の勉強をしようかと。来年は英検一級もチャレンジしてみるか。

契約書レビュー その2

若手も連休前に会話連休明けに相手の会社に行くことに決定その前に一回投げておきたい出張時に最終合意というイメージ相手の会社の雛形だとどうなっているか、把握しておこう他の事業部、子会社との取引も要確認交渉では基本、私は話をしないからま、交渉の…

契約書レビュー

某会社さんから部品を購入することになり、資材部が雛形を提示相手方の法務部さんがエクセルで比較表を作って、代替案が提示され資材部からは法務部で会話して、とやるきなし若手に某会社さんの購買契約を渡し、カウンター案作って、と依頼で、若手さんと打…

事業担当者のための逆引きビジネス法務ハンドブック M&A契約書式編

前回のものとは異なり、逆引きになっているのかなという感じもしますが、若手がとりあえず読むには良いかと。新株引き受け契約とかそういえば作ったことないな、ということをこれを読んで思いました。株券不発行会社だと何をクロージング条件にするのかな、…

M&Aリスク管理の最前線

ページ数を考えると高いっす。が、ロックドボックスの実務とか、表明保証保険とか、それなりに解説されているので一読の価値はあるかと。思うに、会計と税務がそれなりにわからないと契約者に何が期待されているのか、されるべきなのか、が分からんのでなか…

AIにできること、できないこと

読んでます。面白いです。子供が読めるようになるころはAIが当たり前なんでしょうね。仕事の前さばきはかなりAIがやってくれるのでしょう。さて、どうなるか。AI vs. 教科書が読めない子どもたち作者: 新井紀子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2018/…

ガンジャンピングで125mユーロの罰金

ガンジャンピングで125mですか。なかなか面倒な世の中になりましたね。ここでもクリームチームで弁護士、会計士、コンサルが儲かる仕組みなのかなhttps://www.ft.com/content/546cb202-47a4-11e8-8ee8-cae73aab7ccb

m&aといえば服部本

トランプにクビにされたスティーブ バノンがゴールドマンサックスで働いていた話が登場したりとなかなか面白い。グラクソのm&aで出てくる枡田弁護士が書いた本を読むとまた面白いかも。m&aは服部さんが指摘する通り、法律、ファイナンス、税務、ビジネス、交…

「我が国企業による海外M&A研究会報告書」及び「海外M&Aを経営に活用する9つの行動」

こちらも発表されてました。明日読むか。某部長さんにも送っておこう。http://www.meti.go.jp/press/2017/03/20180327003/20180327003.html

国際競争力強化に向けた日本企業の法務機能の在り方研究会報告書

経産省から発表されました。それなりに示唆がありますね。日本のインハウスが思ったよりも少ないのはなんでなんだろう。http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180418002/20180418002.html

クロスライセンス契約

クロスライセンス契約、他社では知財部さんの仕事なのかもしれませんが担当させてもらってます。クロスライセンスの考え方は、元キャノン専務の丸島さんの本に詳しく書かれていて、勉強になりました。契約案はSECファイルを漁れば何か出てくると思います。無…

期末といえば業務委託契約、共同開発契約

先月は期末なので予算処理のためなのか、単に手続きをサボっていたからなのか、業務委託契約の審査が山ほど一つの組織だったら不要なのに、組織が複雑になったことの弊害でしょうか。関係してる人の人件費を考えるとかなり無駄ですね。これもコングロマリッ…

買収案件

日本電産の永守さんがM&Aにおいては、高値つかみはしないこと、PMIの重要性(基本的に海外の会社は現地の人に任せる)、売上拡大だけの目的はダメ、というようなお話をされていました。また、買収までの期間は平均5年とのことで焦りは禁物とのこと。私も同感で…

ガンジャンピング その2

ガン・ジャンピングとは要はフライングすることM&Aにおけるガン・ジャンピングとは、ざっくりいうと、当局からクリアランスをもらう前に企業結合と同じような効果をもたらす行為をしてしまうこと。まずは情報交換一般情報、公表情報、過去情報は一般的にリ…

後輩の作文の赤ペン

後輩がアドバイスくださいとのことで英文契約を赤ペン先生にメールでこの案を作成したプロセスであるとか、気になら点とかを書いてくれると助かるけど、そういった記載はなく。パッと見で、いろんな参考書を読んで、そこに記載されている例文をコピペしたの…

バスに乗って思う

バスの運転手の技能を標準化するために是非センサーをつけて欲しいところ。無駄に加速し、無駄なブレーキが多い下手くそな運転手をデータで教育して欲しい。ガソリンも節約できて、事故もなくなり、運賃に反映するなり、運転手に還元するなりしてくれればよ…

時代の変わり目か

みなさんのおかげです/でした、ぷっスマ、めちゃイケが終わったとのことこの数年テレビを見なくなっていたとはいえ、毎週楽しみにしていた番組が終わると寂しいもんですねテレビの時代ではないやかもしれないけど、番組が終わることに世代が変わったというこ…

久々の中国案件

中国案件にお呼ばれし、関与することにが、メチャ後ろ向きでうまく処理しても褒められず、特段成果にならない敗戦処理案件でしたポジティブに考えると仕事のついでにご褒美で上海に行き、ザリガニでも食べに行けたらそれで良いか、という感じ。敗戦処理案件…