法務とか英文契約とかM&Aとか

某メーカーの法務部員のつぶやきです

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

中東の某国イランビジネスとか

イランの会社から引き合いがきてます、との相談がありました。とりあえず、JETROのガイドを読んでますが知りたいことは書いてないので原文にあたる覚悟をしました。(JETROが悪いわけではなく、法律.規制が錯綜してる分野ですね)結果、答えは明確にはない、と…

ビジネスDD/ビジネスを理解する

ビジネスが分からないと相談もされない、信頼を築けない。というか、単なるコンプレックスからかそれなりに勉強をして来ました。M&AだとビジネスDDの結果を踏まえて表明保証条項、誓約条項を作りこみます。案件のビジネスの本質がわかってないと、契約での妥…

システム開発案件

目に見えないシステム案件はイメージがなかなかできず、苦手意識があったので真面目に勉強しないままでした。 が、そこそこでかい金額の案件の相談があったので苦手とは言ってられないので飛行機の中で読書。 結論は、この案件ももっと早くから入ってないと…

早め早めに参画

先週は事業部門と一緒に某国に出張してました。来週も行って来ます。(世界一周チケットの方が安いらしいですが土日は原則、子供と遊ぶと決めてるので今回は帰国)月に一回程度は海外出張してることを他社の法務の方と会話したら「多いですね」と。自部門比較…

小説風の法務関連本

アメリカではthroughputやbottleneckについて説明している小説「ゴール」のように、大衆にわかりやすくするために小難しい本を小説にする傾向があるんだとか。最近は日本では小説を飛ばして漫画化するのが流行ってますね。法務関係では以下の本などは小説風…

OEM契約などのアライアンス

若手から質問があったときにこれ読んでと渡して時間を稼いでみたり 引出しを増やし、パターン認識力を高める、お金はかかるけど、増版されないのが法務の本なんで今後も買いまくりますよ 詳解 アライアンス契約の実務と条項―販売代理店 フランチャイズ OEM …

Termination/解約条項

契約期間をどうするか解約条項をどうするか日本の契約では契約違反時は解約できると期待している例は多いと思います。英文契約でも契約違反は解約事由に入れている例がほとんどかと。準拠法によりますが、重大な違反でなければ解約できないことも多いようで…

今度はスキャデンの熊木先生のセミナーを受けてみるか

高いけど、費用対効果と質問できる権利を考えたらかなりお得ということがわかったので3月のセミナーに参戦しようかと。 しかし、知らなかっただけで契約セミナー多いですね https://www.fngseminar.jp/seminar/

ノウハウの言語化とかマニュアル作成とか

楽になりたいのと、他の仕事もしたいのでチェックリスト、マニュアルを作ったり、勉強会したり。それなりに意味はあるな、とは思ってますが言語化できないことはあるし、利用者のレベルもそれなりに求める隠れた全前提があるマニュアルだったり。ま、イマイ…

判例・理論と実務

裁判官から弁護士になられ、米国留学経験もある喜多村先生の本はよく読み返してます。比較的薄いのも魅力的。 契約の各条項の法的な位置づけや意味であるとか、判例はどうなっているのか、要件事実的にはどうなのか、元裁判官の方のコメントは説得力が違う、…

英語のお勉強

電話会議といえばIBM電話会議とググっていただければよいかと。印刷して持ち歩き、結果的にまる暗記するほど暗唱しました。英文レターといえば染谷先生昔のアルクの通信教材が無料公開されてるのでかなりおすすめ。私はいくら払って受講したのかな。http://w…

NewsPicks

新聞をとらなくなって早10年毎朝、NewsPicksとFBぐらいなもの。しかーし、それだけで情報優位に立ててしまうリーマンオヤジ社会恐るべし。うーん、これはここだけの得意な状況なのかな。今回の電池特集を読むだけでめちゃ勉強になるし、示唆だらけ。という感…

すぐやる、必ずやる、出来るまでやる

ついに社長が交代するようですね。「経営は原単位だぞ。原単位を押さえてないと経営はできないんだぞ」この本を読んでから原単位は意識するというか、気になり、相談者に質問してしまう癖がついてしまった。リアルに把握するためにはそれぐらいの努力は当た…

事件は現場で起きてます

法務の仕事をしてますが、予算と時間の都合がつくかぎり、現場に行きます。(本社にいるのが嫌だ、という隠れた真因はおいておいて。)来てもらうのではなく相談者のところに行く、メールと電話だけでなく一回は会って話す、ということの繰り返し。お呼びがか…

契約締結と公証手続き

欧州大陸の各国、メキシコなどの成長国では株式譲渡契約や不動産譲渡契約などを公証役場に行き、公証人の立会いのもと締結することが求められます。私も数回立ち会いましたが、全ページを現地語で読み上げるので半日拘束され、げんなり。現地に行ける人も少…

トランザクティブ・メモリー

部内のノウハウの共有と能力向上のための取り組みを真面目に検討中。正直、一担当のときは、社内顧客を囲い込み、面白い案件を全部担当するために自分の能力向上だけを考えてました。経験値も加速度に蓄積され、評価もよいので個人的には大満足。が、当たり…

完全合意条項

以前の議事録の内容をなかったことにしたいので覚書に完全合意条項を入れたらどうなるか。 中国ではどうか弁護士に相談したところ、あっさり覚書が優先されますよ、と。それは後法は前法を排す、の話ではとも思ったりしたけど、判例や学説があるのかな。 日…

戦略とは

戦略とは資源配分であり、利益は差別化による、と古谷昇さんは著書であっさり語っております。 大前さんは別格としても、伝説のコンサルタントの古谷さんの切れ味はものすごく、彼のチームの分析結果を愚直実行すると見事に成果が出るというのを前職時代にク…

英文契約のお勉強

英語を英語で勉強するためには以下は良さそうなので落ち着いたらトライしてみようかと https://www.coregrammarforlawyers.com/ 基礎に立ち返るという意味で、国際商事法務主催の長谷川先生と平野先生の夏合宿にも興味あり。 あとは後輩が受講している平野先…

中国契約関係

中国企業との契約は当たり前ですが中国語の案が相手から提示されます。英語の翻訳みたいなものが並記されてることも多いですが。個人的には契約は交渉してる言語で作るべき、と思っているので中国語で交渉していたら中国語で作るべきなんでしょうね。そんな…

スクイーズアウト

M&A

本日は会社の少数株主さんが株を売ってくれないので何とかできないか、とのご相談 結論から申しますと絶対的なマジョリティならばできますよ、と回答。 会社法上認められたいわゆるスクイーズアウトと言われる強制的な「買い上げ」制度があります、と。 追い…

M&A関係の本

M&A契約――モデル条項と解説作者: 戸嶋浩二,内田修平,塩田尚也,松下憲出版社/メーカー: 商事法務発売日: 2018/02/26メディア: 単行本この商品を含むブログを見る M&A関係の契約本も沢山でてきているので法務マンとしてはかなり便利に。 視点を変えると、本に…

国際売買契約ハンドブック

新・国際売買契約ハンドブック 作者: 住友商事株式会社法務部,三井物産株式会社法務部,三菱商事株式会社法務部 出版社/メーカー: 有斐閣 発売日: 2018/01/31 メディア: 単行本(ソフトカバー) かなりお世話になってる書籍 改定されているらしいけど、本屋さ…