法務とか英文契約とかM&Aとか

某メーカーの法務部員のつぶやきです

事件は現場で起きてます

法務の仕事をしてますが、予算と時間の都合がつくかぎり、現場に行きます。(本社にいるのが嫌だ、という隠れた真因はおいておいて。)


来てもらうのではなく相談者のところに行く、メールと電話だけでなく一回は会って話す、ということの繰り返し。

お呼びがかかればいつでも、日本でも海外でもどこでも


もちろんメールだけで済ます仕事も沢山あるし、わざわざ会いたくないお客さんも沢山いるのも事実。


また一方、契約書に書いたことを実行するのは現場だし、どういう実務をしてるのか、見積書の作成から発注まで、現物を見せてもらい、作成のリードタイムとかも実感するのは大事なところ。


いろんな現場に行き、いろんな人に会い、いろんなことを教えてもらい、それによって知識も雪だるま式で増え、いろんな着眼点も身につき、いろいろ観察することでイメージアーカイブができ、パターン認識力が強化され、アナロジーを駆使したり、妄想的なシミュレーションができるようになったように思えます。


という話を若手にするようになった自分はだいぶおじさんになってしまったのだな、と思うこの頃。


若いうちは自腹で毎月5万円は本買って読みな、というのが冗談だと思われたり、パワハラだと思われるのも困った現在。

じゃー会社の金で買いまくったら読むのか、というとそういうわけでもなさそう。


ということで、主観的には、体力の衰えを考えてもまだまだ後輩には負けないな、という感じか。